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EDM音楽制作場面での派手なシンセサイザー音作りで作曲するコツ!

DTMでのEDM音楽制作

(2017/10/25 一部加筆修正しました。)

 

今回はEDMでの作曲、音楽制作について取り上げていきたいと思います。

EDMといえば、やっぱり一際耳を引く、ド派手なシンセサウンドが頭に浮かぶのではないでしょうか。

そこでEDMでの作曲のコツとして、最初にもうド派手なシンセの音作りを済ませてしまい、

そこからフレーズを紡ぎ出すというのが、EDMらしい手法の一つです。

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1.アナログモデリングシンセの波形選びが大事!

それでは、とりかかっていきましょう!

アナログモデリングシンセサイザーの基本的な音作りは、FL STUDIO付属ソフトシンセ 3xOSCの使い方 基本操作を理解してEDMな音作りを目指そう!でも紹介しています。

 

まず始めに、シンプルなアナログモデリングシンセを立ち上げておきます。

できれば2オシレーター以上で音作りできるものが望ましいです。

派手なサウンドにするためには、オシレーターでの波形選びが肝心です。

 

倍音成分の多いノコギリ波や矩形波の系統の波形を選択しましょう。

 

ここでサイン波や三角波を選ぶと「プーーー」とまろやかなサウンドになってしまいます。

 

さらに、突き抜けるような「シャーーーー!」という、定番のシンセサウンドを作るときは、

 

ホワイトノイズを薄く混ぜるのがミソ!

 

がっつりホワイトノイズを鳴らしてしまうと、ただ騒々しいだけです。

密かにホワイトノイズを効かせつつ、フィルターをいじってあげると、

 

「ほら、ちょっぴりトランシーなあのサウンドになってきたでしょ?!」

 

という具合です。

2.オシレーター毎のピッチを微妙にずらして、広がりを演出!

次にメインオシレーター以外のFINE TUNE(ファインチューン)を若干センターからずらします

これにより楽器らしいウネリ感が生まれます。

 

メインオシレーターのチューニングまでいじってしまうと、アンサンブルで他のパートと演奏したときに、かなり音痴に聴こえてしまうので注意です。

極端に調整していくと、音痴な感じになりますが、同時に派手さも感じてくると思います。

 

次にフィルターやエンベロープ、LFOでウネウネ感というか、サウンドに動きを与えます。

 

フィルターで音色の明るさをコントロール

エンベロープで音色の時間的な変化

LFO(ローフリケンシーオシレーター)でシュワシュワ感やジュルジュル感

 

を演出します。

 

この部分は音楽的嗜好によって、かなり好みが分かれてくると思うので、

まずは好きなクリエイターのサウンドを真似ながら、調整していくのがいいでしょう。

3.エフェクト処理でサウンドメイキング

そして、忘れてはならないのが、エフェクト処理です。

絶対に、シンセをいじっただけでは、市販のプロのクリエイターのような、かっこいいサウンドは作れません。

エフェクトテクニックも含めて、シンセの音作りをする必要があります。

EDMのトラック制作では、特にこの部分を肝に銘じておいてください。

 

今回はギター向けのマルチエフェクト、

音圧を出すために軽く歪ませるソフトクリップ、

ちょっぴりサウンドをデジタル的に破壊して、過激さを演出するビットクラッシャー。

この3種類を用いて、ロックっぽいぶっ壊れ感を持ったシンセサウンドにしていきました。

 

他にド派手なサウンドに効果的なエフェクトは、

 

ディレイとリバーブの重ねがけ

モジュレーション系エフェクトをゆったりとかける

がっつりコンプで音の壁を作る

 

などなど、アイデア次第でド派手なシンセサウンドはいくらでも作れてしまいます。

4.まとめ

ピアノロールでのノートの置き方は、超適当です。

しかし、メジャースケールだとお間抜け感がやたら強調されてしまうと思ったので、

基本的にはマイナースケールを辿るイメージで、ノートを置いていきました。

ここはもう、じっくり試行錯誤して、自分が「うお!」と感じるフレーズを見つけていく部分ですね!

 

かなりシンプルな流れですが、EDM作りの基本の型のひとつだと思うので、

どうしてもEDMっぽくならないなーとお悩みの方は、ぜひ試してみてください!

 

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