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お正月の音楽といえば「春の海」 DTM作曲に役立つ音楽制作のコツ

投稿日:2015-01-01 更新日:

毎年、お正月を迎えるといたるところで耳にする音楽があります。

 

テレビをつけても流れてくるし、買い物などにお出かけしても店内で流れていたりするあの曲です。

ところで、あの曲がなぜお正月によく使われるようになったのかご存知でしたか?

 

曲名は「春の海」といって、1929年末に宮城道雄に作曲されました。

 

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宮城道雄とは、作曲家・筝曲家であり、十七絃の発明者としても知られています。

筝(そう)とは一般的にお琴のことですが、正確には琴(きん)は別の弦楽器となります。

宮城道雄は8歳で失明して、その後、生田流筝曲の二代中島検校に支持して11歳で免許皆伝。

13歳のときに、一家で朝鮮の仁川に渡り、筝と尺八を教えて家計を助けたといわれています。

14歳で第一作の筝曲「水の変態」を書き上げ、伊藤博文にも評価されたそうです。

1919年には、本郷春木町の中央会堂で念願の第一回作品発表会を開催して作曲家としてデビューしました。

自作曲や古典曲の演奏を行う一方で、古典楽器の改良や新楽器の開発を行い、

十七絃、八十絃、短琴(たんきん…家庭用の琴)、大胡弓などを発明しました。

 

そして、1930年の歌会始の勅題「海辺の巌」にちなみ1929年末に「春の海」を作曲しました。

この曲は、新日本音楽を代表する楽曲であり、日本では、小学校における音楽の観賞用教材として指定されているほか、

特にお正月には、テレビ・ラジオ番組や商業施設などでBGMとして使用されているため、

今日では正月の曲のひとつとして知られています。

 

この曲のモチーフは、8歳で失明する前に祖父母に育てられて住んでいた瀬戸内の景勝地、

広島県福山市の鞆の浦の美しい風景が目に焼きついたのをイメージして描いたそうです。

「春の海」は宮城道雄が西欧の音楽に影響を受けて作曲した作品のため、

伝統的な近世邦楽ではありませんが、日本的な気色を強く印象付けている楽曲に仕上がっています。

 

 

たしかに様式美を感じるような、フレーズの対比が随所で聴くことができますね。

形式も整理されていて、西洋クラシックの趣も感じてしまいます。

演奏は筝と尺八の2パートですが、聴衆を飽きさせないフレーズのリレーが続き、

じっくりと旋律に身を委ねられます。

 

このような一見、古典的な作品も作曲家のアイデアがたくさん詰まっているので、

食わず嫌いせずに研究していきたいですね!

 

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