インターネット上では、DAWで活用できるフリー(無料)VSTプラグインがたくさん見つけることができます。
それこそ「星の数ほどあるんじゃないか!?」というくらい、数多く作成されて配布されています。
これは、ぜひ音楽制作に活用しない手はない!
ということで、日ごろトラックメイキングで活躍してくれているフリーVSTプラグインを、個人的な使用感に基づいて紹介していきます!
1.VSTプラグインをカテゴライズすると
何度もいいますが、VSTプラグインはマジでたくさんありすぎます。
そこで、ちょっとでも目的にあったVSTプラグインを見つけやすくするために、ある程度、分類しておくとスムーズです!
まず、VSTプラグインは、大きく2つに分けられます。
VSTエフェクト
オーディオエフェクトとして機能するVSTプラグインです。
主にオーディオトラックのインサートエフェクトなどで使用します。
さらに、エフェクトの種類を分類すると、
ダイナミクス系=音量などサウンドのダイナミクスをコントロールするエフェクト
空間系=リバーブやディレイのように残響感をコントロールするエフェクト
モジュレーション系=サウンドを変調させて、サウンドの広がりや厚みをコントロールするエフェクト
歪み系=文字通りサウンドを歪ませて、サウンドを過激に迫力アップするエフェクト
変態系=グリッチエフェクトを筆頭に、ピッチや長さなどを細切れでコントロールしたりするエフェクト
ザックリとこんな感じです。
VSTインストゥルメント
ソフトウェア音源として機能するVSTプラグインです。
主にインストゥルメントトラックを通して、MIDIトラックに記録した演奏を発音します。
さらに、VSTインストゥルメントを分類すると、
アナログモデリングシンセ=すべてのシンセの基本となる減算合成方式シンセ
FMシンセ=複数のサイン波を加算合成方式で音作りするシンセ
サンプルプレイバックシンセ=サンプリングデータを差し替えたり、レイヤーして音作りするシンセ
ウェーブテーブルシンセ=サンプリングデータを一覧から選択しながら音作りするシンセ
グラニュラーシンセ=元の音を非常に細かな粒子(グレイン)に分割して、再配置する事で新たな音を合成するシンセ
代表的なシンセサイザーの方式を分類しました。
サンプルプレイバックシンセとウェーブテーブルシンセの違いがわかりづらいですが、たとえるなら、
NI社のKONTAKT=サンプルプレイバックシンセ
NI社のMASSIVE=ウェーブテーブルシンセ
と、考えてもらえるとわかりやすいかもしれません。
どちらにしろ、加工する元の波形からサウンドをデザインしていくというものがシンセサイザーです。
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2.過激サウンド系フリーVSTエフェクト
かなり過激なサウンドの変化を得意とするVSTたちです!
使いどころがバシッ!とはまれば、かなりかっこいいサウンドを生み出すことができるでしょう!

3.フリーVSTインストゥルメント
膨大な数のフリーVSTインストゥルメントが存在しますが、シンプルな仕組みのソフトシンセから、複雑な構成のソフトシンセまで幅広くあります。
その中から、ほんの一握りですが紹介していきます。
これは入れておきたい!定番フリーVSTインストゥルメント

アイデア次第で抜群のインパクトを生み出せるかもしれない!フリーVSTインストゥルメント

4.ダイナミクス系フリーVSTエフェクト
音圧アップに最も貢献してくれるエフェクト、「リミッター/マキシマイザー」
基本的に音量の上限を固定しておいて、そこに入力ゲインをブッこんでいくというのが、「リミッター/マキシマイザー」の仕組みです。
その中でも重宝するフリーVSTのものをピックアップします。

5.空間系フリーVSTエフェクトプラグイン
トラック毎に空気感に変化を付けたい場合、個別で数種類のリバーブを使用するという場面がよく出てきます。
たくさんの異なる種類のリバーブが必要になるので、持てるだけ複数のリバーブを用意しておけると便利です!
トラック全体に立体的な音像を作り出すためには、必要不可欠なエフェクトです。

フリーVSTプラグインについて
たまにうまく動作してくれないものもあったりしますが、世界中の有志が丹念に作成してくれたフリーVSTは、あなたの制作するトラックへの大きな味方になってくれます!
使えるリソースはフル活用して、より素晴らしい音楽を生み出していきたいですね!
「ほんと!音楽制作をするのに、なんて便利な時代なんだー!!」
と、叫んでしまいたくなります。