なかなか一人で音楽制作していると、いろいろと気が散ってしまって、いつのまにかモチベーションが下がってしまっていることって、よくありませんか?
僕も「よし、曲つくるぞ!」といって、PCを立ち上げたら、Youtube動画をついつい視聴してしまったりとか。。笑
特に自宅のマイルームスタジオとかだと、すぐ横にベッドが置いてあったりして、ちょっと一眠りしてから・・・目覚めたら朝じゃん!!とか。
音楽制作が滞ってしまう理由に枚挙に暇がありません。
そこで、今回は作業効率を上げてくれる便利なテクニックを紹介していきます!
1.ポモドーロテクニックとは?
ポモドーロテクニックとは1990年代にイタリア人の開発者であり起業家、作家であるフランチェスコ・シリロ氏が考案しました。
「ポモドーロ」というのは、彼が学生時代に使っていたトマト型のキッチンタイマーから名づけられたそうです。
大がかりな作業も30分単位に分割して、作業(25分)小休憩(5分)を1セットとして、4セットを1クールとして繰り返していくというものです。
ポモドーロテクニックは、反復的にタスクを繰り返すことにより、高い生産性をキープします。
また定期的に休息をとることにより、高い創造性をモチベーションを保ちます。
2.DTMにポモドーロテクニックを役立てる4つのポイント
ポモドーロテクニックは、すぐにでも実践することができますが、より効果的なものにするために4つのポイントを押さえておきましょう!
時間管理
タイマーを用いることにより、厳格に作業時間を管理します。
一度、タイマーをスタートしてしまえば、何かしら手を付けてみようという気が起きようもの。
作業と休憩の25分+5分の30分が1セットなので、作業内容に対しての所要時間もある程度、把握することができるようになります。
もし、依頼などがあって、納期などの回答な必要な場合、自分の作業工数を把握しておくことは、安心と自信につながります。
タスクをリスト化
一曲を完成させるために必要なタスクは、けっこうな数があります。
例えば、標準的なトラックであれば、
1.ビート制作
2.ベースアレンジ
3.コードパートアレンジ
4.上モノパートアレンジ
5.主メロ作成
6.ミキシング
7.マスタリング
これは、インストトラックを想定しましたが、打たものであれば、ここに作詞も加わってきます。
30分を1ポモドーロとして、各タスクを2ポモドーロかかるとしたら、合計14ポモドーロ=420分=7時間かかるな、みたいに全体の作業時間のおよその把握も可能です。
休憩時間のルールを決める
フローに入って、集中力が切れるまで作業に集中するということも結構ですが、人はやっぱり休憩したくなるもんです。
休憩タイムがやってきたら、堂々と休憩してしまえばいいのです!
だって、そういうルールなんだから。
気分をリフレッシュして、創造性を如何なく発揮していきましょう!
やらないことのリスト化
ポモドーロテクニックでは、どのタスクを何ポモドーロ費やしてクリアするかというところに重点が置かれています。
逆に考えると、やらないことのリスト化にもつながるんですね。
必要のないことは、バッサリ捨ててしまいましょう!
3.ポモドーロテクニックの実践
ポモドーロテクニックの基本的な実践手順です。
とてもシンプルなものなので、だれでも実践可能です。
1.作業タスクを選択する。
2.作業(25分)
3.小休憩(5分)
4.この1セットを4回繰り返したら、しっかりめの休憩(15分~30分)をとる
5.1~4を繰り返す
大抵のクリエイターであれば、2ポモドーロあたりからフローに入っていって、気がついたら、おおむねトラックが完成してた!ということも考えられます。
作業を始めるにあたってのキッカケくらいな気軽な気持ちで、ポモドーロテクニックを活用していくのが丁度いい気がします。
4.ポモドーロタイマーツールを活用しよう!
僕は「Be Focued Pro」というポモドーロタイマーアプリを愛用しています。
Be Focued以外にもたくさんのポモドーロアプリがありますが、完了したタスクを棒グラフで確認できるところが気に入っています。
【iOS版】Be Focused – 仕事および勉強用の Focus Timer(無料)
【iOS版】Be Focused Pro – 仕事および勉強用の Focus Timer(240円)
【MacOS版】Be Focused – 仕事および勉強用の Focus Timer(無料)
【MacOS版】Be Focused Pro – 仕事および勉強用の Focus Timer(600円)
簡単に特徴を挙げておくと、
設定時間を自分好みに設定可能
タスク単位で管理できる
レポート機能で作業実績を振り返ることができる
無料版と有料版がある
自分好みにカスタマイズして、ベストなモチベーション環境を作ってしまいましょう!
参考記事:ポモドーロ・テクニックアプリ「Be Focused」を使ってみたらとんでもなく作業効率があがった!
5.ポモドーロテクニックが向いている人
ポモドーロテクニックは生産性システムなので、クリエイティブな作業を行う人全般に向いていると思います。
特に創造性を発揮する分野との相性抜群です!
ただし、ルールに束縛され過ぎずに、あくまでもモチベーションのキープだとか、フローやゾーンに入り込むためのツールとして活用していきましょう。
ポモドーロテクニックは、多くのメソッドの中の一つに過ぎないので、よりあなたに合った作業効率アップメソッドを見つけていくためのキッカケになれば幸いです!
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