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自宅ボイトレ(ボイストレーニング)やり方のコツ 発声の5ステップを意識する! ステップ3 共鳴

自宅ボイストレーニングやり方のコツ

共鳴とは、声帯で生み出された喉頭原音を増幅して、ある程度の音量を作り出します。

ダイナミクスレンジを広げるためにも、発声には豊かな共鳴が必要不可欠です。

ムダな力みを取り除いて、伸び伸びと思い通りに自身の声を自在に操りましょう!

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1.ステップ3 共鳴

豊かな共鳴を生み出すには、自然な発声フォームと合わせて、声の方向性のイメージも大事になります。

発声イメージを明確にするためにも、自分のボーカルレンジ(声域)とボーカルレジスター(声区)をしっかりと把握しましょう。

そして、自由に広い音域を使えるようにトレーニングを進めましょう!

2.共鳴は声量を生む

・喉頭原音だけでは音量が小さいので、共鳴腔に声を響かせて、声の音量を増幅する

・3つの共鳴腔

共鳴腔とは、体の中にある声が共鳴する空洞部分です。
声帯が振動することにより生まれた声が、共鳴腔で共鳴することにより音量が増幅します。

口腔とは、口の中の空間

鼻腔、鼻の奥の空間

咽頭腔、鏡で見て見える範囲ののどの奥の空間

のどに余計な力みが無い状態であれば、音域によって共鳴を感じる場所が変わります。

これをボイトレ用語で、声が当たる場所ということで「アタリ」と呼ばれたりします。

歌っているときに、声の当て所を意識しながら練習すると、音程の動かし方がスムーズになります。

また声のサウンド作りに大きく関係していきます。

口腔は母音である「あいうえお」の音作りに影響します。
鼻腔は鼻に引っ掛けた声に影響します。
咽頭腔は声の深み、抜け具合に影響します。

3.共鳴を感じる位置

声域毎に共鳴を感じる体の部位が変化します。

人の声は大きく分けて、低音域、中音域、高音域の3つの音域に分かれます。

それぞれの音域の発声に名前がついています。

・3つの発声

チェストボイス(胸声)

低音域で胸部に響きを感じます。

普段、日常的に使っている話し声はチェストボイスがほとんどです。

たまに女性で声のトーンが高めの人は、ミックスボイスに入っている方も見かけられます。

声帯は完全に閉じた状態で、力強く息が通過するときに振動が生み出されます。

ミックスボイス(ミドルボイス)(中声)

中音域で、マスクといって顔面の中央部分に響きを感じます。

ミドルボイスといったり、ミックスボイスといったり、ボイストレーニングではもっとも混乱を招きやすい発声です。

これは地声、裏声の両方で発声できる音域になるので、発声のスタイルによってチェストボイスの感覚が強く感じる人も多いかと思います。

声帯の動作としては、声量を小さくした状態で上行していき、一回目の裏声に切り替わった音域です。

声帯の一部が触れている状態です。

ヘッドボイス(頭声)

高音域で頭頂部から後頭部にかけて響きを感じます。

合唱のソプラノのような甲高い裏声です。

声帯の動作としては、一回目の裏声に切り替わった後、さらに上行していき、息にパワーが必要になる二回目に切り替わった音域です。

声帯が完全に離れている状態です。

・声の方向性を意識しよう!

声帯を支点として、音域によって胸から後頭部にかけて180°方向性が変化するイメージを持つと、感覚としてつかみやすいです。

4.ボーカルレジスター(声区)を把握する

・ボイトレでは、その人が出すことができる音域の範囲であるレンジ(声域)と、その中で区切られるレジスター(声区)があります。
・またレジスターの移行の中で、ブリッジと呼ばれる換声点が存在します。上手くブリッジを移行できることが、スムーズな発声コントロールに繋がります。

・モーダルレジスター(チェストボイス、胸声、地声)

・ファルセットレジスター(ファルセット、ヘッドボイス、ミックスボイス(ミドルボイス)、裏声)

・ボーカルフライレジスター(エッジボイス)

・ホイッスルレジスター(ホイッスルボイス)

5.ステップ3 共鳴 まとめ

適切に共鳴を生み出すためには、とにかく「のどの力を抜く」ことが最重要です!

ただし、のどの力みを抜くとはいえ、適切な発声フォームを保つ必要があります。

そのために、唇周りの踏ん張り方や下顎の開き具合など、筋感覚を総動員して確認していきましょう。

ボイストレーニングの基本は

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自宅ボイストレーニングのコツ
自宅での効果的なボイストレーニング方法について紹介しています。 ボイストレーニングを行なうにあたって、ぜひ知っておきたいトピックを紹介していきます。 日々のトレーニングに役立ててください!