今回は、EDM制作手順のおさらい、ステップ2ということで、コード進行パターンの決め方についてお話していこうと思います。
1.ちょっとくらい似た曲ばかりになってもイイ!
コード進行といえば、無数に存在していて、どこから手をつけていいのかわからない!
という方が、かなり、いらっしゃるかと思います。
でも、そんなに難しく考えないでください。
音楽を構成するさまざまな要素の中でも、コード進行に関していうと、パクリOK!な要素だということは、世界的に共通認識としてあったりします。
もちろん、ある曲をそっくりそのままというわけにはいきませんが、歌詞やメロディラインは著作権という権利が、ある程度、確立されているそうです。
しかし、曲の伴奏であるコード進行については、似てしまうのは致し方ない、というのが実情としてあるんですね。
まあ、そのおかげもあって、ある曲がヒットすると似たような曲で、世の中溢れてしまうということも起こってしまうのですが。。。
でも、それくらい自由が許されているコード進行を使い回さない手はありません。
2.参考曲からコード進行をコピーする!
では、実際にある曲からコード進行を抜き取って、カンタンなトラックを制作してみましょう!
レディ・ガガのリミックスでも有名な、ロシア生まれのドイツのDJ、音楽プロデューサーZedd氏の「Find You」からおいしいコード進行をいただいてみましょう!
この曲の0:15~0:40あたりの部分が、いわゆるAメロとBメロと呼ばれる部分で、この後サビに突入するのですが、このAメロとBメロの部分を抜き出してみましょう。
以下がこの曲のコード進行です。
「Find You」By ZEDD
Key=Eb,Cm
Aメロ |Cm7|Bb/D|Eb|Fm7|AbM7|Gm7|Cm7|Cm7 Bb|
Bメロ |Eb|Fm7|Gm7|Cm7 Bb|AbM7|AbM7/B|
シンプルながら、リスナーを飽きさせないコードの進め方がさすがです!スポンサーリンク
3.コード進行はそのままに曲の要素を再構築!
では、このコード進行を守りつつ、自由にトラック制作してみると、
このようになります!
今回はコードチェンジのタイミングが一緒なので、ほぼ一緒に聴こえてしまいますが、メロディラインを乗せてみると、若干、変化してくると思います。
これにシンコペーションなどのテクニックや、4つ打ちではないビートとかいじってあげると、さらに元のパターンから変化がつくと思います。
トラック制作を始めたてで、なかなか思い通りな曲に仕上がらないというビギナーのみなさんは、地道に今回の流れを繰り返していきましょう。
最初はクエスチョンだらけで、遅々として音楽制作が進んでいかないとしても、後々、血となり肉となって、スムーズなトラックメイクに繋がってきます!
ますは、曲の耳コピーをしながら、気に入ったコード進行パターンをたくさん見つけていき、どんどんストックしていきましょう!